価値とインパクト

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ECONOMIC VALUE

経済的価値

企業や店舗に作品が飾られることで、アーティストには1作品につき500円支払われます。これは従来なかった収益が生まれる仕組みであり、作品を生かしたグッズの制作・販売による報酬などにもつながっています。さらに、アートから始まった障がいのある方との取り組みは、雇用という分野にも広がりを見せており、人口減少などに伴う社会問題解決への可能性も秘めています。

現在の展示作品数

※過去累計貸出作品数 2019年7月現在

Exhibition

181作品

2016年からこれまで、たくさんの個性豊かなアートをレンタルしてきたまちごと美術館cotocoto。「あのアーティストの作品を飾りたい!」「感動した!」街を飾るアートが、多くの人の心を捉えています。

アーティストに
支払われたお給料総額

2019年5月現在

Pay

114万円

作品が1点レンタルされるごとに、アーティストへ500円が支払われています。この収入がアーティストの経済活動やモチベーションにつながり、新しい経済の循環が生まれています。

参加企業・店舗総数

2019年7月現在

Join

89

新潟県内の企業や店舗への導入が続々と広がっています。作品を鑑賞する顧客の誘導、福祉への関心喚起、「社会に優しい企業」としての姿勢表明、CSRなど、様々な効果を導いています。

短時間就労への展開

Employ

企業と障がいのある方が
出会うきっかけに

まちごと美術館cotocotoを入り口に、障がいのある方と企業の接点が生まれ、短時間就労の雇用が増加。労働人口の減少もあり、障がいのある方の活躍が注目され、前年比3~4倍のペースで雇用が広がっています。

SOCIETY VALUE

社会的価値

従来、福祉施設でアート作品を作っても、それが多くの人の目に触れることはほとんどありませんでした。まちごと美術館cotocotoを通じてアーティストたちのもつ豊かな感性が街に溢れることで、アーティストとその家族、企業、そしてアートに触れた人の中に様々なポジティブな変化や交流が起こっています。

Handicapped

障がい者の変化

自分の描いたアートが認められ、街の中で展示されることにより、「自分の絵を見に外に行きたい」と、外へ出る機会が増えたり、「もっと選ばれたい」と更に意欲的に創作活動に励むなど、アーティストの中に前向きな意欲が芽生えてきています。

また評価されることで、表現自体にポジティブな変化が見られることも少なくありません。

まちごと美術館cotocotoから収入を得ることで、絵を描くための材料を購入したり、買い物をしたり、自立的な経済的活動にもつながっています。

Family

障がい者の家族の変化

障がいのある家族のアートが認められたことを喜び合い、一緒に作品を見に街へ出かけたり、展示した企業へのお礼状を書いたりと、今までにはない障がいのある方・ご家族・企業のつながりが生まれています。

また、障がいのある方が過ごす施設でも、それまで職員が感じていたアーティストの才能が評価されることは普段の活動の励みとなっています。さらに作品のグッズ化を行い収益につなげるなど、新しい福祉活動の展開にも広がりを見せつつあります。

Non-Handicapped

健常者・企業の変化

実際に作品を展示した企業では、社会貢献という事業の枠を超えて、当初は障がいのある方に対して関心が薄かった社員も、徐々にアーティストに関心を持ったり次回作を心待ちにするなど、“自分ごと”になる傾向があります。

また企業から本のプレゼントなどの交流が生まれたり、訪問先でアートを見た企業や個人からの問い合わせも届いています。

さらに「うちにこういう仕事があるけど、障がいのある方にお願いできると思う?」とご相談を受け、障がいのある人の就労へとつながるような化学変化も起こっています。

CSV(共通価値創造)から
SDGs(持続可能な開発目標)へ

まちごと美術館cotocoto は、経済利益活動と社会的価値の創出(=社会課題の解決)を両立させるCSV(共通価値創造)を用いた経営を実践しています。その先には、SDGs(持続可能な開発目標)にコミットすることを目指し、行動しています。
SDGs とは2015 年の国連サミットで採択された、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会実現のために掲げられた17 個の国際目標です。その中で、まちごと美術館cotocoto は、以下の3 つの国際目標の達成に取り組んでいます。

(SDGs の詳しい情報はこちら)

COLUMN

まちごと美術館が社会に与えるインパクト

まちごと美術館cotocoto 代表 肥田野 正明

cotocotoが与える社会的インパクト

携わる人にポジティブな変化
色とりどりのアートが
心を明るくし、街を明るくする。

まちごと美術館cotocotoでは、障がいがある方も創作活動や就労によって得られた収入で自立ができ、障がいに対して差別のない、健常者と一緒にいて当たり前の世の中を目指しています。これまで家や福祉施設がコミュニケーションの中心であった障がいのある方が、自らの感性を生かし、評価されることで、“街”や“企業”といった外との接点が増え、心身ともにポジティブな変化が起こってきています。街中でアートを鑑賞した方からは「感動した!」「この作家について知りたい!」などのご連絡受けることも数多くあります。
さらに、私は街にはアートが足りないと感じています。もっと街にアートが活用されると、きっと街の表情は明るくなるはず。冬の新潟は空が暗くなり、気持ちにも影響を与えますが、まちごと美術館cotocotoには、そんな空気を明るく一変させるパワー溢れる作品がたくさんあります。多くの人や企業と協力し、もっともっと多くの人の目にとまるところにアートを展示し、新潟を彩り溢れる街にしていきたいと思っています。

肩書きを超えたコミュニケーション

肩書きを超えたコミュニケーション
障害がある方が「やりたいこと」で稼げる、
そんな世の中を目指して

アートは人と人との信用を築く上で優れたツールです。ビジネスでは名刺に書かれた肩書きや業種で相手を判断しますが、アートは気持ちでつながるので、利害や立場を超えて「今、何をしないといけないのか」という話をストレートにできます。このようにアートには様々な人をつなげる力があり、だからこそまちごと美術館cotocotoは幅広いクライアントに支持され、アートの展示から始まり、現在新たな雇用創出にもつなげることができています。
障がいによる弱みはツールや仕組みでカバーできるので、私たちは「やれること」ではない、障がいのある方が「やりたいこと」で稼げる形を目指しています。そのためには雇用側も固定概念にとらわれず柔軟に対応することが重要と考え、活動を展開しています。

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