作者の想像行為は、その一つ一つに”魔除け””奉納””平和””つながり”といった意味が込められている。そして、その行為は食事や入浴、創作活動、他者との関係のもち方、余暇の過ごし方などの毎日繰り返される生活行為の全般に亘っており、ルーティーンワーク/ライフワークとなっている。表現様式はさまざまであり、”お供え”や”歌””魔除け作り””「平和」や「つながり」のための活動と発信”などがある。そこには、作者がこれまで生きてきた様々な経験をもとに、内的な必然性と、夢の中の追体験や霊的な感性が創造性と結びついた結果としての、独創的でプリミティブな表現世界がある。１つの作品の中に物語があり、それが次の作品への物語が続いていく。